2021-01-01から1年間の記事一覧
もうかれこれ2年ぐらい、移動中にはVoicyを聴くことが習慣になっている。 プラットフォームの成長とともに気になるパーソナリティーも増え続け、最近では「聴く放送を絞ること」の方が難しくなっているうれしい状況だ。 本日アプリを開くと、「2021年あなた…
2021年は、私にとって読書習慣を変えた年だった。 昨年までは読んだ本のアウトプット場所としては、読書会を活用していた。 課題本などには取り組まず、テーマフリーの読書会を中心に、自由に読みたい本を選んでいた。読書会は隔週で、それを期限に1冊の本を…
ポール・ゴーギャンはフィンセント・ファン・ゴッホと並ぶポスト印象派のフランス人画家として世界的に知られている。けれども名画の輝きとは対照的に、その生涯は破滅的な一途をたどるものだった。 本書はゴーギャンと、その祖母である革命家フローラ・トリ…
ビル・ゲイツ20年ぶりの著作が出版された。 COP26開催のニュースが報じられる中、気候変動問題はいま最もタイムリーなテーマである。 しかし、議論が拡散するたびに”何が本質的な問題なのか”を見失いがちにもなる。 本書は、現状の課題をできる限り客観的に…
10月中旬から気温が急激に落ちて、秋らしい気候になってきました。 紅葉シーズンにはまだちと早いが、季節を感じる景色は味わいたい。 そんな希望を叶えるため、ススキが見頃を迎えた曽爾高原へ行ってみることにしました。 【歩いて片道40分】ファームガーデ…
ブラックミュージックのドキュメンタリー映画が全国ロードショーなんて、いつぶりだろうか。 わざわざ京都や大阪に出向かずとも近所で上映されるということで、サクッと観に行ってきた。 時代はウッドストック・フェスティバルの行われた1969年夏。ジミヘン…
岡潔という関西出身の世界的数学者を知ったのは、つい最近のこと。 特に代表的なエッセイである『春宵十話』は、本のレビューサイトなどでもよく取り上げられていて、天才数学者の書くエッセイとはどのようなものだろう?と興味がわいた。 和歌山県橋本市生…
星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書日経BPAmazon 星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書 (小野田鶴、日経トップリーダー 編集・構成) 「ファミリービジネス」という経営学上の用語を聞いたことがあるだろうか。 私は恥ずかしながら本書を読…
全国に300店舗を展開する靴とバッグの修理店「ミスター・ミニット」の社長である迫俊亮氏の経営奮闘記。 ベンチャー企業のマザーハウスで経験を積み、ミニット・アジア・パシフィック社に入社。29歳で代表取締役社長に就任したときの経営状況は10年連続右肩…
レイチェル・カーソンの晩年の名著「センス・オブ・ワンダー」が、新潮文庫より装丁を新たに出版された。 センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)作者:レイチェル・カーソン新潮社Amazon カーソン氏の詩的な表現と呼応するように川内倫子氏の写真が散りばめられ…
低音ボイスの”ええ声”で名著を解説してくれる大好きなYou Tubeチャンネル「アバタロー」さんの初の著書。 私が初めてこのチャンネルに出会ったのは、確か岡本太郎氏の「自分の中に毒を持て」の20分解説動画だったと記憶している。 まるで岡本太郎が乗り移っ…
カズオ・イシグロ、ノーベル賞受賞後の最新作。 4月の発売以来、本屋で見かけるたびに、ひまわりと女の子の可愛らしい表紙に名作感が漂っていて、ずっと気になっていた。 テーマは人工知能とヒューマニティということで、著者がどんな未来を描いてくるのか、…
ガケ書房の頃 完全版 ――そしてホホホ座へ (ちくま文庫)作者:山下 賢二筑摩書房Amazon ガケ書房の頃作者:山下賢二夏葉社Amazon ガケ書房という一風変わった書店の存在を知ったのは、私が高校生の頃のことだった。 友人に、ハンバートハンバートというバンドが…
投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社 e-SHINSHO)作者:藤野英人講談社Amazon 「ひふみ投信」で有名な藤野さん。 日本でファンドマネージャーという職種の中では著名な方だが、本は一冊も読んだことがなかった。 そこで、そのその基本的な考え方…
メモアプリ3種の使い分けについて 世に次々と新しくリリース&アップデートされるメモアプリ。 良いものが出れば乗り換えてみたいと思うもののの、データの移行などは手間もかかるし、できれば同じものを長く使い続けたい。 そこで数あるメモアプリの中から”…
ピーター・ティールは、「ペイパル・マフィア」の中の「ドン」らしい。 「影の大統領」などとも呼ばれているらしい。 そんな噂を聞いて、一体どんな人物なのだろうと興味が湧いた。 ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか作者:ピーター・ティール,…
5年後の生活はどう変わっているか 2030年とか、2040年とか、未来予測モノが流行っているようだ。 本書はその2025年版と捉えて、新書ならではの手軽さもあって読んでみた。 2025年を制覇する破壊的企業 (SB新書)作者:山本 康正SBクリエイティブAmazon
キャッシュフロー計算書について学ぶ キャッシュフロー計算書に特化した入門書が読みたくて手に取ったが、これが大正解。 難しい会計用語を知らずともグイグイ読み進められる。 取り上げられている会社も、JR東海、東芝、王将など身近な企業ばかり。 著者が…
簿記と会計の違い 簿記の基礎知識はひととおり学んでみたものの、何かがしっくりこない。 そこで会計の入門書をいろいろと手にとってみることにした。 本書は新書で大ベストセラーとなった会計入門書である「財務三表一体理解法」のストーリー版。 主人公が…
10年ぶりに再読して「井戸」について考える 初読は大学生の頃だったはずなので、約10年ぶりに読み返したことになる。 村上春樹の長編小説はカチッとしたあらすじがあるわけではないので、ストーリーや結末はほとんど忘れかけていた。 ただ、綿矢ノボル、加納…
スパイスカレー・ロスを埋めるには 都内の御茶ノ水〜神田〜御徒町周辺には歴史あるスパイスカレー屋がゴロゴロしていた。 都民に愛されるカレー屋を巡ることは、私の休日の楽しみのひとつでもあった。 ところが、奈良に引越してきて、スパイスカレーの名店に…
花の御寺「長谷寺」に牡丹を撮りにいこう 春の牡丹で有名な奈良県桜井市初瀬にある「長谷寺」に行ってきました。 長谷寺というと、関東の方は鎌倉のイメージがあるでしょうが、奈良が総本山になります。 全国に250ヶ所程度の「長谷寺」があるため、他と区別…
すっかり居心地がよくなった浅草の街とも、そろそろお別れです。 雷門と浅草寺を目に焼き付けて去ることにします。 さよなら浅草。さよなら東京。 翌日、奈良の橿原市に引越しました。 早朝、日の出が眩しくて目が覚めました。 山並みの影が幾重に重なり合い…
神奈川県立近代美術館を訪ねる フランシス・ベーコン展をみに、逗子にある神奈川県立近代美術館/葉山館へ出かけてきました。 さすがは日本の誇る別荘地・葉山ということで、どこを切り取っても絵になる景色が満載でした。 この日は人出も少なく、のんびり海…
井の頭公園のスワンボート 井の頭公園は都内で有数の”エモいスポットである”と思っています。 人といても、一人でいても、その時感じた空気がずっと心に残り続けるのです。 桜の季節や紅葉の季節は景色は最高ですが、その分人の混雑も増えてしまいます。 撮…
3.11から想像力を取り戻す@水戸芸術館 3.11とアーティスト;10年目の想像@水戸芸術館に行ってきました。 東日本大震災で被災を経験したアーティストたちがこの10年間何を考え、何を残そうとしてきたのか。 そのアーカイブを振り返る展覧会です。 複数アーテ…
2021年 深川の街は満開の桜を迎えていました 2021年3月27日。 東京を去るまであと1ヶ月足らずとなりました。 大都会へやってきて5度目の春を迎えようとしています。 コロナ時代になってから出会いと別れの季節を味わうムードはどこへやら。 ビニールシートを…
はじめまして、マチムラと申します。 「街行き村行き」という名前でブログをはじめることにしました。 京都、大阪、東京とずっと街暮らしを続けてきましたが、 心機一転、奈良のローカル暮らしを始めることにしました。 10年勤めたメーカー勤務サラリーマン…