街行き村行き

今日は街へ、明日は村へ。その場所で思ったことを綴ります。

【憧れのミュージシャンがいた、あの街の空気を感じよう】東京散歩-高田渡やユーミンの愛した街、吉祥寺-

井の頭公園のスワンボート

井の頭公園は都内で有数の”エモいスポットである”と思っています。
人といても、一人でいても、その時感じた空気がずっと心に残り続けるのです。
桜の季節や紅葉の季節は景色は最高ですが、その分人の混雑も増えてしまいます。
撮影スポットとしては難しい場所です。

4月の行楽シーズン真っ只中ということもあり、学生や家族連れで溢れかえっていました。
スワンボートがあれほど自由に池を行き来している様子をはじめてみました。


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憧れの"タカダワタル的”世界は失わたのか

東京に住んだことのない人にとって、吉祥寺という街はどんなふうに映るのでしょうか。
私が東京へ来る前は、高田渡のいせやのイメージがあって、時間を持て余した学生やおじちゃんたちの入り乱れるスローダウンな街だと勝手に思っていました。

けれどもそのイメージは見事に裏切られました。
そこは明らかに大都会中の大都会でした。
関西のエリアと比較すれば、休日は京都の河原町よりもずっと多くの人がいるかもしれません。

2013年に改装オープンしたいせや総本店も見かけましたが、当時の面影はなく若者で溢れかえっており、結局行くことはありませんでした。
高田渡さんも2005年没なので、旧店舗しか見ていないのですね。 それならまぁいいかという気分にもなります。


映画『まるでいつもの夜みたいに~高田渡 東京ラストライブ』予告編

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いせや総本店 吉田類高田渡

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"ユーミン的”な甘酸っぱさは健在だった


学生たちをみていると、コロナで自由に青春を謳歌できないでいる彼ら彼女らの気持ちを憂います。
吉祥寺はやっぱり若い人の集う街です。

ふとユーミンこと松任谷由実さんが「ひこうき雲」をレコーディングしていたときのエピソードを思い出しました。
夫である松任谷正隆さんとの出会いはデビューアルバム製作時のことで、レコーディングの合間にふたりでよくスタジオを抜け出して、井の頭公園を散歩していたようです。
「雨の街を」という名曲がありますが、ユーミンは当初はこの曲をうまく歌えなくて何度も逃げ出したくなったといいます。
ある日スタジオへ行くと、正隆さんがダリアの花を拾ってきて牛乳瓶に挿してピアノの前に置いてくれていたそうです。
それをみてがんばってあの曲を歌いきったのだと。なんとも可愛らしいエピソードですね。

NHKの番組"名盤ドキュメント"という番組がYoutubeにアップされていたのですが、著作権の関係か消えちゃいました。 「ひこうき雲」のマスターテープを当時のキャラメルママのミュージシャンたちが集まって聞くという番組でした。 この中で井の頭公園のエピソードが語られていたのです。 ご興味あれば見てみてください。
細野晴臣林立夫ら著名ミュージシャンらの若き日の回想がたくさん聞けて面白いですよ。

>著作権の関係で動画リンクはありませんが、探してみてください。

「MASTER TAPE~荒井由実ひこうき雲」の秘密を探る~」

NHK「MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~」再放送のお知らせ | Information 〜ユーミン最新情報〜 | Yumi Matsutoya Official Site 松任谷由実 オフィシャルサイト


当然ですが時代は代わりその街の主人公たちも移り変わっていきます。

当時10代の学生だったユーミンの見ていた吉祥寺。
晩年50代のおじいちゃんになった高田渡の見ていた吉祥寺。
憧れのミュージシャンたちが愛した街、吉祥寺。

そこへ、“アラサーな私の東京体験としての吉祥寺”を加えられたことを、 なんだか誇らしげに思ったのでした。


それではまた。