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今日は街へ、明日は村へ。その場所で思ったことを綴ります。

【簿記と会計の違いとは】『ストーリーでわかる財務3表超入門』 (國貞 克則 著)


簿記と会計の違い

簿記の基礎知識はひととおり学んでみたものの、何かがしっくりこない。 そこで会計の入門書をいろいろと手にとってみることにした。

本書は新書で大ベストセラーとなった会計入門書である「財務三表一体理解法」のストーリー版。 主人公が父親から出資を受けて会社をつくるところからはじまり、経営で直面する課題を通じて、会計処理を学んでいくというストーリー。

財務3表一体理解法とは

財務三表一体理解法とは、 貸借対照表と損益計算書に加えてキャッシュフロー計算書との関連も理解できるようになりましょうというもの。 簿記検定初級の知識だけでは、キャッシュフローに関する知識が不足してしまう。 ここがわかると、会社のお金の流れわかるようになり、「なるほど!」と思うようになる。

下記、本書の要点メモ。

  • 資金繰りの注意点
    • P/Lは順調、利益剰余金が出ていても、買掛金回収のタイミングでキャッシュがなければ会社は倒産してしまう。


  • 財務3表一体理解法のポイント
    • P/Lの利益=B/Sの利益剰余金
    • C/Sの残高=B/Sの現金
    • CFの残高≠PLの利益

正義感の強い主人公あかねが、ちょっとイジワルな父親に指導されながら成長していく様子が微笑ましい。 経営課題に直面しても、会計知識を学びながら乗り越えていくストーリーが印象に残る。

資金繰りの重要さを財務入門者に教えてくれる良書だった。

2021/7/5