街行き村行き

今日は街へ、明日は村へ。その場所で思ったことを綴ります。

【東京カレー名店の味】上野デリーのインドカレーを家で楽しむ


スパイスカレー・ロスを埋めるには

都内の御茶ノ水〜神田〜御徒町周辺には歴史あるスパイスカレー屋がゴロゴロしていた。
都民に愛されるカレー屋を巡ることは、私の休日の楽しみのひとつでもあった。
ところが、奈良に引越してきて、スパイスカレーの名店には気軽に行けなくなってしまった。 (当然のことである。覚悟はしていた。)
インド食材店で仕入れたスパイスはひととおり持ってきたものの、店の味をそう簡単に再現できるわけがない。

そこで引越し前に御徒町の庶民スーパー多慶屋でみつけて持ってきてたコイツを調理してみることにした。

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▲デリー公認インドカレー

上野デリーの味を再現したという本家公認のカレーソース。
そのお味は一体どんなものであろうか。

上野デリーとは?

ここで上野デリーを少しだけ紹介しておこう。
JR御徒町駅を出て、湯島駅方向に向かっていくと、昼時に長蛇の列に出会う。
コロナ前であれば、どの時間帯でも10人ぐらいは並んでいるのが常だった。

歴史は古く、昭和31年頃(1956年)というから驚きだ。
当時の創業者が、インド・パキスタンのカレーに心を打たれて始まったという。
戦後間もない頃に、インドのカレーを日本に広めようとしたその心意気に感嘆する。

では肝心のカレーはというと、サラサラしたスープカレーのような風合いで、 辛さがカレーの種類によって選べるようになっている。
特にあまりに激辛で病みつきになるカシミールカレーは有名である。
これを別皿で盛ってくるごはんにかけて食べると、辛くてたまらないのにどんどん食いたくなる。

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▲デリー本店のインドカレー

デリーカレーの説明はここまで。 この独特のスパイシーさを何処まで表現できているのかが今回の気になるところであった。

ナスチキンカレーとして調理してみる

それではパッケージを開けて調理を始めてみよう。

f:id:MachiMura:20210504222944j:plain f:id:MachiMura:20210504222921j:plain ▲カレーソースのパッケージ

本店では具材は鶏肉とじゃがいもだったが、ここはあえてナスとしめじでアレンジしてみることにした。
今回はカシミールカレー(辛さ;★★★★★)ではなく、インドカレー(辛さ;★★★)のソースで作る。
カレーソースは煮込むとスパイスの風味が失われるため、絶対に煮込むなと書いてある。
煮込まないカレーとは新鮮である。お店の完成品に手を加えるなということみたいだ。
そこで、先に野菜と肉を炒めて仕上げてからソースを絡ませることにした。

  1. 鶏もも肉に塩コショウをまぶしておく f:id:MachiMura:20210504222912j:plain

  2. ナスとシメジを適度にカットする f:id:MachiMura:20210504222902j:plain

  3. フライパンに油を入れて、2の野菜を炒める

  4. ナスに油が移ってきたら、鶏肉も合わせて炒める
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  5. 煮込まないため、この段階で鶏肉には十分に火を通す f:id:MachiMura:20210504222929j:plain

  6. カレーソースを入れて、沸騰する手前で火を止める
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お店と同じように、ごはんとカレーを別皿で盛ってみる。 さて、上野公園に遊びに来たような気分でいただくとしよう。

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スパイスの香りは十分で美味しく仕上がった

期待に胸をふくらませ、一口食べてみるとあの懐かしい辛味が舌に飛び込んでくる。

「・・・これはもう上野のデリーに出向かなくてもいいかもしれない。」

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▲家デリーナスチキンカレー
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▲ナスとしめじは意外にマッチ

ナスとしめじの組み合わせも悪くなく、どんどんご飯が進んでいく。 ソースもレトルトとは思えず、美味しくいただきました。 でもやっぱり定番の具材で作るなら、じゃがいもと肉がいいかもしれない。

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▲相変わらずごはんが進む味

家カレーでも十分だと強がってみたものの、やっぱりいつかは本店へ行きたいですね。 通販もできるみたいなので、また食べたくなったら試します。

【春の牡丹を撮りにいこう】花の御寺・奈良「長谷寺」を参拝する


花の御寺「長谷寺」に牡丹を撮りにいこう

春の牡丹で有名な奈良県桜井市初瀬にある「長谷寺」に行ってきました。
長谷寺というと、関東の方は鎌倉のイメージがあるでしょうが、奈良が総本山になります。
全国に250ヶ所程度の「長谷寺」があるため、他と区別するため「大和国長谷寺」「総本山長谷寺」などと呼ばれるようです。

4月下旬〜5月上旬がちょうど牡丹の見ごろとのことで、その様子を写真に収めてまいりました。

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▲総門の様子

最寄りの長谷寺駅は急行も停まるため、大和八木から10分程度です。
近鉄沿線にお住まいの方は、参拝しやすいかもしれません。

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【ごあいさつ】さよなら浅草。さよなら東京。こんにちは古都のまち。

すっかり居心地がよくなった浅草の街とも、そろそろお別れです。
雷門と浅草寺を目に焼き付けて去ることにします。

さよなら浅草。さよなら東京。

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翌日、奈良の橿原市に引越しました。
早朝、日の出が眩しくて目が覚めました。
山並みの影が幾重に重なり合い、淡いコントラストを成しています。
情景を胸に刻んで、ローカル暮らしをはじめます。

こんにちは、古都のまち。

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2021/4/21

【葉山の海を撮りにいこう】逗子海岸散歩 -海と地平線を撮る-

神奈川県立近代美術館を訪ねる



フランシス・ベーコン展をみに、逗子にある神奈川県立近代美術館/葉山館へ出かけてきました。 さすがは日本の誇る別荘地・葉山ということで、どこを切り取っても絵になる景色が満載でした。 この日は人出も少なく、のんびり海岸散歩を楽みました。

神奈川県立近代美術館

コレクションの展示も素晴らしかったのですが、その紹介はまた別の機会に譲るとして。
ここでは美術館付近のスポットをご紹介します。 写真は美術館の外観。

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www.moma.pref.kanagawa.jp

森戸神社

森戸神社はこじんまりとした海の見えるきれいな神社でした。 子授祈願、安産祈願で有名なようです。

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【憧れのミュージシャンがいた、あの街の空気を感じよう】東京散歩-高田渡やユーミンの愛した街、吉祥寺-

井の頭公園のスワンボート

井の頭公園は都内で有数の”エモいスポットである”と思っています。
人といても、一人でいても、その時感じた空気がずっと心に残り続けるのです。
桜の季節や紅葉の季節は景色は最高ですが、その分人の混雑も増えてしまいます。
撮影スポットとしては難しい場所です。

4月の行楽シーズン真っ只中ということもあり、学生や家族連れで溢れかえっていました。
スワンボートがあれほど自由に池を行き来している様子をはじめてみました。


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憧れの"タカダワタル的”世界は失わたのか

東京に住んだことのない人にとって、吉祥寺という街はどんなふうに映るのでしょうか。
私が東京へ来る前は、高田渡のいせやのイメージがあって、時間を持て余した学生やおじちゃんたちの入り乱れるスローダウンな街だと勝手に思っていました。

けれどもそのイメージは見事に裏切られました。
そこは明らかに大都会中の大都会でした。
関西のエリアと比較すれば、休日は京都の河原町よりもずっと多くの人がいるかもしれません。

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【梅だけじゃない!桜を撮りにいこう】春の水戸だより-水戸芸術館と偕楽園を巡って-

3.11から想像力を取り戻す@水戸芸術館



3.11とアーティスト;10年目の想像@水戸芸術館に行ってきました。
東日本大震災で被災を経験したアーティストたちがこの10年間何を考え、何を残そうとしてきたのか。
そのアーカイブを振り返る展覧会です。
複数アーティストによる8つの展示から構成されていました。
映像展示も多く、作品そのものというよりアーティストの活動そのものに焦点を当てた展示になっていました。

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時代の節目となるようなどでかい出来事が起きたとき、 唐突に人々同士の断絶が生まれることがあります。

10年前であれば、
原発事故のときに福島県と茨城県に住んでいた人とそうではない人。

今現在であれば、
コロナに感染した人とそうではない人。

ある日突然、自分は「そうではない人だ」と主張してしまうこと。
この断絶は、人々の想像力の欠如からくるのではないか。
藤井光さんのビデオ作品群が印象に残りました。

bijutsutecho.com


10年前の出来事となると、記憶はどんどん薄れていきます。
それでも後世に残さなければならない記憶もあります。

数年前に仕事で女川町役場へ行ったとき、街のほとんどの場所が工事中で、
すべてがなかったことのように消し去られているような気がしました。
10年後には埋め立てられたもとの街の上に新しい街ができるのです。

瀬尾真美さんの「二重のまち」も考えさせらる展示でした。

偕楽園は桜の季節もすばらしい



少々シリアスな方に気持ちが揺らいだところを、気を取り直して偕楽園へ。
快晴にも恵まれ、千波湖についた瞬間開ける景色に目を奪われました。

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【深川の春を撮りにいこう】東京散歩-門前仲町の川辺から春の桜と江戸風情を楽しむ

2021年 深川の街は満開の桜を迎えていました



2021年3月27日。

東京を去るまであと1ヶ月足らずとなりました。
大都会へやってきて5度目の春を迎えようとしています。
コロナ時代になってから出会いと別れの季節を味わうムードはどこへやら。
ビニールシートを広げて酒盛りをしていた時代は幻だったのか。
生きづらい世の中になりましたね。


それでも桜の木は毎年春になれば、一瞬ですが綺麗な花を咲かせてくれます。
2021年の満開の桜をみて、人々は何を思うのでしょう。

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私のように転機を迎え、節目の記憶とともにその情景を収めようとする人。
また相変わらずの日々だけれども、心機一転と気持ちを入れ替えようとする人。

先月、この4年間関わってきたたくさんの人に、「お別れの言葉」を伝えて、
お返しに「がんばってね!」と励ましの言葉をいただきました。
一期一会という言葉がありますが、人と人とが出会っては別れていくこと、
そして言葉を通わす時間などは真に刹那なものであって、
私はそこに桜が咲いては散っていく様子を重ねたのでした。

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今日は偕楽園にまた桜を見に出かけてみようと思います。
こんな華やかなシーズンに少しばかりの休息をいただくことを感謝します。

それではまた。