街行き村行き

今日は街へ、明日は村へ。その場所で思ったことを綴ります。

【タイムリーな話題作を読む】クララとお日さま(カズオ イシグロ・著、土屋政雄・訳)


カズオ・イシグロ、ノーベル賞受賞後の最新作。 4月の発売以来、本屋で見かけるたびに、ひまわりと女の子の可愛らしい表紙に名作感が漂っていて、ずっと気になっていた。

テーマは人工知能とヒューマニティということで、著者がどんな未来を描いてくるのか、ワクワクしながら本書を読み進めた。

物語は、クララというAF(Artificial Friends; 人口親友)の一人称語りで進む。 ”「ショートヘアで、浅黒くて、服装も黒っぽくて」、親切そうな目を持つフランス人みたいなAF”であるクララ。 彼女は、果たして病弱な女の子ジョジーを救うことができるのだろうか。

人工知能というと、”感情を持たない存在”としてのイメージが先行するが、クララは人を観察し学習するほどに感情を豊かにしていく。 人が人工知能に求めるものは、単なる人間の代替としての”機械”から、心を癒やすための”親友”のような存在に進化していくのだろうか。

人工知能ロボットに劣等感情はあるか?

本作は敬体(ですます調)でおとぎ話のように語られる。 その体裁とは裏腹に、ディストピア小説さながらの、格差が拡大した残酷な人間社会模様も描かれる。

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【究極の普通の本屋とは?】ガケ書房の頃 完全版―そしてホホホ座へ(山下賢二・著)


ガケ書房という一風変わった書店の存在を知ったのは、私が高校生の頃のことだった。
友人に、ハンバートハンバートというバンドがライブをするから観に行こうと誘われたのだ。 確か2005年頃のことで、「同じ話」でブレイクする直前のことだったと思う。

WEBページにはまだライブ告知が残っていた。
https://geolog.mydns.jp/www.geocities.jp//gake32/gake/liveatgake/liverecords/live05.htm

京都の左京区近くに住んだことのある人ならば、”ガケ書房”と聞いて、「あぁ」と懐かしむ人も多いだろう。 私もよく自転車を飛ばして一乗寺までやってきては、本やCDを物色しにガケ書房に立ち寄った。

本書はその元店主であり、今はホホホ座を展開されている山下さんの書店経営挌闘記である。 リスペクトされている早川義夫「ぼくは本屋のおやじさん」「たましいの場所」などの名著と同じく「ちくま文庫」より出版となり、この機会に読んでみようという気持ちになった。

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【お掃除オバちゃんは投資家】投資家が「お金」よりも大切にしていること(藤野英人・著)


「ひふみ投信」で有名な藤野さん。 日本でファンドマネージャーという職種の中では著名な方だが、本は一冊も読んだことがなかった。 そこで、そのその基本的な考え方を知ろうと思い手にとった。 本も多数出版されているが、中でも新書サイズで一番とっつきやすそうな本書を選んでみた。

お金や投資との基本的な付き合い方を学べる本で、”学生の時に読みたかった本ランキング”などあれはランクインしそうな内容。 読者ターゲットも20代前後か。

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【メモアプリ比較】フロー情報、ストック情報で使い分ける(Apple純正メモ、OneNote、Notion)


メモアプリ3種の使い分けについて

世に次々と新しくリリース&アップデートされるメモアプリ。
良いものが出れば乗り換えてみたいと思うもののの、データの移行などは手間もかかるし、できれば同じものを長く使い続けたい。 そこで数あるメモアプリの中から”定番品”をピックアップして使うようにしている。

今年に入って生活をガラリと変えたことによってメモアプリも一新したが、 最近は下記の3つを使いこなすという方法に落ち着いてきた。

1. Apple純正メモ
2. OneNote
3. Notion

メモアプリの使い分けで大事にしていることは、 「フロー情報・ストック情報の分別」である。

メモアプリ 情報種別 主な用途
Apple 純正メモ フロー情報 アイデア帳
OneNote ストック情報 仕事用メモ
Notion ストック情報 プライベート用メモ

具体的にどのように使い分けているか、
また主観的なメリット・デメリットを整理しておきたい。

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【小さな独占からはじめよ】ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか(ピーター・ティール・著 関美和・訳)

ピーター・ティールは、「ペイパル・マフィア」の中の「ドン」らしい。 「影の大統領」などとも呼ばれているらしい。 そんな噂を聞いて、一体どんな人物なのだろうと興味が湧いた。

ワーママはるさんのVoicyにて、「内向的な人と外向的な人の差と起業家から考える」というテーマで語っておられた。

https://voicy.jp/channel/862/170702

確かにシリコンバレーの企業家といえば、メディアに登場したり、何冊も本が出版されていたりと表向きに注目されることが多い。
イーロン・マスクなんて、発言するたびにビットコイン価格が乱高下している。
一方でピーター・ティールという人はメディアへの露出という意味では他のGAFAM創業者と比べて少なく、私自身も存在を知らなかった。 けれども実はPayPal、Facebookの創業に関わっている重要人物らしい。

内向的な起業家って一体どんな思想を持っているのだろうか。
そんな疑問から本書を手にとってみた。

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【未来予測本を読んでみる】『2025年を制覇する破壊的企業』(山本 康正 著)


5年後の生活はどう変わっているか

2030年とか、2040年とか、未来予測モノが流行っているようだ。
本書はその2025年版と捉えて、新書ならではの手軽さもあって読んでみた。

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【CF入門書】『決算書はここだけ読め! キャッシュ・フロー計算書編』 (前川修満 著)


キャッシュフロー計算書について学ぶ

キャッシュフロー計算書に特化した入門書が読みたくて手に取ったが、これが大正解。
難しい会計用語を知らずともグイグイ読み進められる。
取り上げられている会社も、JR東海、東芝、王将など身近な企業ばかり。
著者が数字から経営判断を読み解く過程にもリアリティがあって、イメージしやすかった。

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