街行き村行き

今日は街へ、明日は村へ。その場所で思ったことを綴ります。

ブック

【タイムリーな話題作を読む】クララとお日さま(カズオ イシグロ・著、土屋政雄・訳)

カズオ・イシグロ、ノーベル賞受賞後の最新作。 4月の発売以来、本屋で見かけるたびに、ひまわりと女の子の可愛らしい表紙に名作感が漂っていて、ずっと気になっていた。 テーマは人工知能とヒューマニティということで、著者がどんな未来を描いてくるのか、…

【究極の普通の本屋とは?】ガケ書房の頃 完全版―そしてホホホ座へ(山下賢二・著)

ガケ書房の頃 完全版 ――そしてホホホ座へ (ちくま文庫)作者:山下 賢二筑摩書房Amazon ガケ書房の頃作者:山下賢二夏葉社Amazon ガケ書房という一風変わった書店の存在を知ったのは、私が高校生の頃のことだった。 友人に、ハンバートハンバートというバンドが…

【お掃除オバちゃんは投資家】投資家が「お金」よりも大切にしていること(藤野英人・著)

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社 e-SHINSHO)作者:藤野英人講談社Amazon 「ひふみ投信」で有名な藤野さん。 日本でファンドマネージャーという職種の中では著名な方だが、本は一冊も読んだことがなかった。 そこで、そのその基本的な考え方…

【小さな独占からはじめよ】ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか(ピーター・ティール・著 関美和・訳)

ピーター・ティールは、「ペイパル・マフィア」の中の「ドン」らしい。 「影の大統領」などとも呼ばれているらしい。 そんな噂を聞いて、一体どんな人物なのだろうと興味が湧いた。 ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか作者:ピーター・ティール,…

【未来予測本を読んでみる】『2025年を制覇する破壊的企業』(山本 康正 著)

5年後の生活はどう変わっているか 2030年とか、2040年とか、未来予測モノが流行っているようだ。 本書はその2025年版と捉えて、新書ならではの手軽さもあって読んでみた。 2025年を制覇する破壊的企業 (SB新書)作者:山本 康正SBクリエイティブAmazon

【CF入門書】『決算書はここだけ読め! キャッシュ・フロー計算書編』 (前川修満 著)

キャッシュフロー計算書について学ぶ キャッシュフロー計算書に特化した入門書が読みたくて手に取ったが、これが大正解。 難しい会計用語を知らずともグイグイ読み進められる。 取り上げられている会社も、JR東海、東芝、王将など身近な企業ばかり。 著者が…

【簿記と会計の違いとは】『ストーリーでわかる財務3表超入門』 (國貞 克則 著)

簿記と会計の違い 簿記の基礎知識はひととおり学んでみたものの、何かがしっくりこない。 そこで会計の入門書をいろいろと手にとってみることにした。 本書は新書で大ベストセラーとなった会計入門書である「財務三表一体理解法」のストーリー版。 主人公が…

【井戸に潜るということ】『ねじまき鳥クロニクル』を再読する (村上春樹・著)

10年ぶりに再読して「井戸」について考える 初読は大学生の頃だったはずなので、約10年ぶりに読み返したことになる。 村上春樹の長編小説はカチッとしたあらすじがあるわけではないので、ストーリーや結末はほとんど忘れかけていた。 ただ、綿矢ノボル、加納…