ブラックミュージックのドキュメンタリー映画が全国ロードショーなんて、いつぶりだろうか。 わざわざ京都や大阪に出向かずとも近所で上映されるということで、サクッと観に行ってきた。
時代はウッドストック・フェスティバルの行われた1969年夏。ジミヘンがアメリカ国家を自慢のストラトでかき鳴らしていたころのこと。 ニューヨーク・ハーレムでは黒人ミュージシャンのスターたちが集結し、30万人を動員するとんでもない無料開放フェスが行われていた。
フェスの名は「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」。
監督は「クエスト・ラブ」。
これだけの内容で、音楽ファンとしては見過ごすわけにはいかなかった。
▼映画チラシ
スライ・ストーンとニーナ・シモン
まずは予告編をみてほしい。 ニーナ・シモンのポエットリーディングに対して、呼応する観客たちが異様な熱気を帯びている。
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