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【メモアプリ比較】フロー情報、ストック情報で使い分ける(Apple純正メモ、OneNote、Notion)


メモアプリ3種の使い分けについて

世に次々と新しくリリース&アップデートされるメモアプリ。
良いものが出れば乗り換えてみたいと思うもののの、データの移行などは手間もかかるし、できれば同じものを長く使い続けたい。 そこで数あるメモアプリの中から”定番品”をピックアップして使うようにしている。

今年に入って生活をガラリと変えたことによってメモアプリも一新したが、 最近は下記の3つを使いこなすという方法に落ち着いてきた。

1. Apple純正メモ
2. OneNote
3. Notion

メモアプリの使い分けで大事にしていることは、 「フロー情報・ストック情報の分別」である。

メモアプリ 情報種別 主な用途
Apple 純正メモ フロー情報 アイデア帳
OneNote ストック情報 仕事用メモ
Notion ストック情報 プライベート用メモ

具体的にどのように使い分けているか、
また主観的なメリット・デメリットを整理しておきたい。

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【小さな独占からはじめよ】ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか(ピーター・ティール・著 関美和・訳)

ピーター・ティールは、「ペイパル・マフィア」の中の「ドン」らしい。 「影の大統領」などとも呼ばれているらしい。 そんな噂を聞いて、一体どんな人物なのだろうと興味が湧いた。

ワーママはるさんのVoicyにて、「内向的な人と外向的な人の差と起業家から考える」というテーマで語っておられた。

https://voicy.jp/channel/862/170702

確かにシリコンバレーの企業家といえば、メディアに登場したり、何冊も本が出版されていたりと表向きに注目されることが多い。
イーロン・マスクなんて、発言するたびにビットコイン価格が乱高下している。
一方でピーター・ティールという人はメディアへの露出という意味では他のGAFAM創業者と比べて少なく、私自身も存在を知らなかった。 けれども実はPayPal、Facebookの創業に関わっている重要人物らしい。

内向的な起業家って一体どんな思想を持っているのだろうか。
そんな疑問から本書を手にとってみた。

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【未来予測本を読んでみる】『2025年を制覇する破壊的企業』(山本 康正 著)


5年後の生活はどう変わっているか

2030年とか、2040年とか、未来予測モノが流行っているようだ。
本書はその2025年版と捉えて、新書ならではの手軽さもあって読んでみた。

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【CF入門書】『決算書はここだけ読め! キャッシュ・フロー計算書編』 (前川修満 著)


キャッシュフロー計算書について学ぶ

キャッシュフロー計算書に特化した入門書が読みたくて手に取ったが、これが大正解。
難しい会計用語を知らずともグイグイ読み進められる。
取り上げられている会社も、JR東海、東芝、王将など身近な企業ばかり。
著者が数字から経営判断を読み解く過程にもリアリティがあって、イメージしやすかった。

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【簿記と会計の違いとは】『ストーリーでわかる財務3表超入門』 (國貞 克則 著)


簿記と会計の違い

簿記の基礎知識はひととおり学んでみたものの、何かがしっくりこない。 そこで会計の入門書をいろいろと手にとってみることにした。

本書は新書で大ベストセラーとなった会計入門書である「財務三表一体理解法」のストーリー版。 主人公が父親から出資を受けて会社をつくるところからはじまり、経営で直面する課題を通じて、会計処理を学んでいくというストーリー。

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【井戸に潜るということ】『ねじまき鳥クロニクル』を再読する (村上春樹・著)


10年ぶりに再読して「井戸」について考える

初読は大学生の頃だったはずなので、約10年ぶりに読み返したことになる。

村上春樹の長編小説はカチッとしたあらすじがあるわけではないので、ストーリーや結末はほとんど忘れかけていた。

ただ、綿矢ノボル、加納クレタ、加納マルタ、笠原メイ、間宮中尉など個性豊かな”奇想天外な”キャラクターたちの印象だけは強く残っていて、懐かしい友人に10年ぶりに再会したような感覚を覚えた。

ねじまき鳥といえば、”井戸に入ってじっと考え込む”という場面につきる。 この行為が何を意味しているのか、学生だった当時の僕にはよくわからなかった。

けれども、20代のうちに何度か”シンドい”と思うような場面に遭遇した時に、 自分にとっての「井戸」はどこにあるのか、と無意識に探すようになっていた。

ひとりでじっと「井戸」に潜ることによって、見えてくる世界だってあるのだ、と。

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【東京カレー名店の味】上野デリーのインドカレーを家で楽しむ


スパイスカレー・ロスを埋めるには

都内の御茶ノ水〜神田〜御徒町周辺には歴史あるスパイスカレー屋がゴロゴロしていた。
都民に愛されるカレー屋を巡ることは、私の休日の楽しみのひとつでもあった。
ところが、奈良に引越してきて、スパイスカレーの名店には気軽に行けなくなってしまった。 (当然のことである。覚悟はしていた。)
インド食材店で仕入れたスパイスはひととおり持ってきたものの、店の味をそう簡単に再現できるわけがない。

そこで引越し前に御徒町の庶民スーパー多慶屋でみつけて持ってきてたコイツを調理してみることにした。

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▲デリー公認インドカレー

上野デリーの味を再現したという本家公認のカレーソース。
そのお味は一体どんなものであろうか。

上野デリーとは?

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